私がMBAを目指した理由(Why MBA)| 価値観・スキルが別人のように変わるまで

MBAを目指した理由 MBAキャリア

こんにちは、ゆうたろうです。

最近はMBA受験生の方とは社費選考対策やコーヒーチャット、インタビュー対策などで話す機会も多く、様々な方の情熱に触れることで良い刺激もらっています。同時に、過去のMBA受験生だった頃の自分を思い出したりもします。

アメリカでMBAを取得して約3年が経過した今、改めて振り返ってみると自分の価値観やスキル、将来のキャリアに対する考え方が「別人のように」変わっていることに気づきました。

悩みや苦労は尽きないですが、おかげさまで、「今の自分」がこれまでで最も人生を楽しめていると実感しています。

そこで今回の記事は今一度、過去の自分を振り返って「私がMBAを志した理由」を書いてみることにしました。

これまでのキャリア

MBAを目指した理由_これまでのキャリア

まずは簡単に私のキャリアを紹介します。

大手日系メーカーに総合職(営業)として入社。ちょうど会社も今後はグローバル市場に力を入れていく時期だったため、同期の大半が「将来は海外業務に携わる仕事がしたい!」と希望する中、入社当時は全く海外業務に興味はありませんでした笑

特に崇高な目標があったわけでもないのですが、長野や静岡など地方営業に3年間従事した後、そろそろ新しい仕事に挑戦したいと思い、「ジョブチャレンジ制度」なるものに応募、本社に異動することになりました。国際部(サプライチェーン)に配属になり、本社業務を1年、その後、海外研修として1年間フランスに駐在することになりました。

MBAの存在を知り、独学で目指すも断念…いつしか遠い存在に

MBAを目指した理由_独学で断念

初めての海外駐在&ろくに海外に住んだこともない&100%純ドメ(一般にMBA受験生の間では、留学経験や海外在住経験のない日本人のことを ”純ドメ” と言っています)の私は、フランスのパリという全く違う環境に飛び込み衝撃を受けました。

言語も文化も全く違い、移民も多いフランスはまさに人種のるつぼ(この表現で年代がばれますね 笑)おまけに見るもの全てがいちいちオシャレなフランスの文化にすっかり魅了されてしまいました。

ちょうどその頃、駐在先の会社の社長をしていた日本人の方の話を聞く機会がありました。この方のキャリアは海外研修生からMBAを取得し、最終的に海外法人の社長になった、というものでした。この頃から漠然とMBAに興味を持つようになります。海外の刺激あるライフスタイルがすっかり気に入ってしまった私は、MBAを取得することでヨーロッパで仕事ができる可能性が高まるのではないか、と考えたのです。帰国後は独学でTOEFLの勉強を始めました。

しかしながら、漠然とMBAに興味のある方に「まことに残念なお知らせ」があります。私も同様に経験したのですが、「仕事とMBA受験(ここでは主に海外MBAの受験を指しています)」の両立は、「漠然とMBAに興味がある」程度の決意では達成することはできません。

私も多くの受験生同様、日々の仕事に忙殺され、プライベートもストイックに勉強時間を捻出していなかった結果……独学の受験勉強はあまり捗りませんでした。そしていつしかMBA留学の夢は薄れていってしまったのです。そんな仕事と勉強の生活を送るうちにもう一度フランスに海外駐在する機会に恵まれました。今度はマネージャーポジションとしての勤務です。

2度目の海外駐在と、「腹を括る」ということ

MBAを目指した理由_腹を括るということ

2度目の駐在は研修生だった頃と違い、業務上は関連部門の部門長や現地マネージャーと話す機会が多くなり、自分の体系的なビジネススキルの不足を感じていました。(特にファイナンス、マーケティング周辺の知識が不足していることを痛感)

また、海外のマネージャーポジションの人々が発揮するリーダーシップも目の当たりにしていました。自分が最も苦手な分野だなぁと劣等感を抱いたのも記憶しています。帰任を言い渡された時には悔しい思いが込み上げてきました。

この苦い記憶が、MBA留学を目指す原動力となりました。帰任を内示されたことで、ハードスキル面(ファイナンス・マーケティング)とソフトスキル面(リーダーシップ)を本気で磨こうと考えるようになりました。

帰国後、今度は「腹を括って」MBAを目指すことを誓いました。腹を括るとは具体的にはどのようなものかというと、「入学年を決める」「周囲に宣言する」の2つです。

私の場合は家族や友人に2018年入学のMBA留学を宣言することで、否が応でも自分がやらなければいけない状況に追い込みました。今振り返ってみると、結果的に留学できたのはこのように「腹を括った」ことが最後までやり切れた唯一の理由だと思っています。

他己管理と必要な投資をする覚悟

毎日の仕事に忙殺されて勉強との両立が難しいと感じている方におすすめなのが「他己管理」です。私の場合「自己管理」が苦手だったため「他己管理」の下で徹底的にMBAを目指そうと思いました。具体的には帰国後すぐに某大手MBA進学予備校に入学登録し、50万円を支払いました。自腹で先行投資をおこなったことも「腹を括る」ことにさらに拍車がかかりました。

周りでMBA留学に成功した人を見てきましたが、全員に共通していたのは『必要な先行投資をする覚悟』ができていたことだと思います。私の場合、幸い会社で「海外MBA留学派遣制度」が始まって社費留学のチャンスもありましたし、留学資金は合格してから何とかなるだろうと考えていました。最悪、私費でも奨学金や親からの借金という選択肢もありました。とにかく先行投資をして行動に移したことが最終的に良い結果に繋がったと思います。

社費留学の攻略法についてはこちらで解説しています。資金調達にお悩みの方はぜひ参考にしてください!

宣言することの大切さ 日々変わる目標

家族や会社の上司・同期には2年後必ずMBAに入学するから、と宣言し、否が応でもやらなければいけない状況に追い込みました。こうしないと自分は目標を全うできないと思ったからです。

MBAの受験勉強とともに、社費留学のための社内選抜試験の対策も始めました。具体的には小論文と面接の準備です。社費留学の良い点の一つは、社内選考の小論文を書くにつれて「Why MBA?」がより自分の中で明確になってくることです。本番のMBAのエッセイを書く際も、これで骨子ができているためかなり楽になりました。

私の場合は以下の4つが理由でした。

① ファイナンス・アカウンティングを体系的に学び、経営層の目線を養う
② サプライチェーン分野の専門性を高める(調達戦略、コストマネジメント等)
③ ソフトスキル(リーダーシップ、プレゼン、コミュニケーション等)の強化
④ (将来起業したいと思っているので)実現に向けてアントレプレナーシップを学ぶ

MBA留学を修了した段階で、当初の目的①、②は当初の計画通り達成できたと思います。
また、MBAで体系的にリーダーシップ教育を学んだことで、③については終わりがなく常にアップデートしていかなければならないという考え方に変わりました。さらに、④について「アントレプレナーシップの学び」は行動によってのみ得られることが分かり、まさに今取り組んでいる内容になります。目標は常に刻々と変化することも学びました。

今回は「なぜMBAを志したか?」について改めて振り返って書きました。

次回は「MBA受験勉強中の学び」、「MBA現地生活や学び」等、引き続きアウトプットしていこうと思います。

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【海外MBA受験】TOEFL68点から合格までの全ステップまとめ

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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