Shopify(ショピファイ)でネットショップの運営を始めたばかりのみなさん、下記のような悩みを持っていませんか?
- コンテンツマーケティングとは?
- コンテンツマーケティングって具体的に何から始めたらいい?
- Shopify(ショピファイ)ネットショップでコンテンツマーケティングに取り組みたい!
この記事を読めば、『コンテンツマーケティングとは?』が分かるだけでなく、『Shopifyを使ったコンテンツマーケティングの具体的なステップ』が明確になります。
海外MBA の人気授業『Eコマース』で教えられた知見を盛り込み、初心者向けに『コンテンツマーケティングの5ステップ』を分かりやすく解説しましたので、ぜひ参考にして下さい!
コンテンツマーケティングとは?
『コンテンツマーケティング』とは、あなたのターゲットとする顧客の持っている『悩みや疑問』に対して価値あるコンテンツを提供し、解決に導くことです。その結果、顧客を最終的にファンとして定着させ、利益に貢献してもらうことを目指しています。
コンテンツマーケティングは、あなたの製品に無料で『付加価値を加えられるもの』と解釈することもできます。近年Eコマースビジネスにとって欠かせないものとなりつつあります。
なぜコンテンツマーケティングが重要か?
Eコマースビジネスにおいて『コンテンツマーケティング』が重要な理由として、主に3つ挙げられます。
- 低コストで実行できる
- ユーザーの広告に対する疲弊・不信感の拡大
- Eコマースビジネスとの親和性
順に解説していきます。
低コストで実行できる
コンテンツマーケティングの一番のメリットは、コストをかけずにおこなえることです。インターネット広告と違い、莫大な広告料はかかりません。ワードプレスなどのオウンドメディアではサーバーやドメインの取得費用だけですし、SNSに至っては無料でスタートできます。
ユーザーの広告に対する疲弊・不信感の拡大
大量消費の時代にマスメディアによる広告が氾濫しました。ネットの世界でも同様に企業は様々なタイプの広告を作成し、ページの利便性を損ねるレベルにまで達してきています。
結果、消費者はネット広告に疲弊し、不信感を抱くようになりました。その反動でユーザーは自分の悩みや疑問を解決してくれるコンテンツを評価し、企業もユーザーが知りたいと思うコンテンツの制作にフォーカスするようになりました。
Eコマースビジネスとの親和性
Eコマースの市場規模は年々拡大しており、無店舗経営、ネットショップのみで利益を上げている企業も多数あります。
コンテンツマーケティングは、Eコマースビジネスと親和性が非常に高いです。なぜなら、Eコマースの場合、コンテンツからワンクリックで商品の購入に繋げることもできるからです。消費者がコンテンツに魅力を感じた場合、そのまま売上に繋がる可能性があります。
Shopifyを使ったコンテンツマーケティングの具体的ステップ
ここからは、コンテンツマーケティング実行のステップについて具体的に解説します。以下5ステップで実行していきます。
① コンテンツマーケティングの目的を決める
② ターゲットを絞る
③ キーワードを決める
④ コンテンツのフォーマットを決める
⑤ コンテンツを制作する
では順に解説していきましょう!
①コンテンツマーケティングの目的を決める
コンテンツマーケティングの内容に入る前に、『コンテンツマーケティングの目的』を決めましょう。どうなればコンテンツマーケティングは『成功』なのかを定義することで、戦略的におこなうことができます。
目的として一般的には以下のようなものがあります。
- 検索エンジン(Googleなど)からのサイト訪問の増加
- 顧客との交流回数(いいね、シェア、コメント数)の増加
- 商品・サービスの販売
②ターゲットを絞る
あなたの運営しているネットショップが『ターゲット』を設定しているように、コンテンツマーケティングをおこなう場合もターゲットを設定しましょう。
例えば、『20代後半の旅行が好きな女性』などのように『ある特定の顧客』を設定することが重要です。設定は詳細/具体的であればあるほど良いです。これを『ペルソナ』と言います。
マーケティングでよく使われる手法『ペルソナ』
ペルソナは『そんなに細かくカスタマー設定していいの?』という質問がありますが、全く問題ありません
early stageでは『ある1人のユーザー』が『熱烈に欲しがるソリューション』を提示することが最も重要
そこそこの商品には誰もお金を払いません。
— Yusaku@ UC San Diego - 【MBA流】Eコマースビジネスのノウハウ公開中 (@yusaku_nakamura) July 25, 2020
ターゲットを詳細に設定することで、次のステップで決める『顧客の悩み』をより設定しやすくなります。
③キーワードを決める
次に、『ターゲットとする顧客』が持っている悩みにフォーカスして、キーワードを決めていきましょう。Eコマースビジネス立上げ初期は『ロングテールキーワード』にフォーカスし、あなたのビジネスに関連のあるキーワードを探していきます。
Shopifyネットショップのキーワードリサーチの詳細については以下の記事を参考にして下さい。
④コンテンツのフォーマットを決める
キーワードが抽出できたら、それに対してどのような『コンテンツのフォーマット(形式)』が適切かを考えましょう。
ポイントとなるのは、『顧客の悩みを解決するために最も適切なフォーマットは何か?』という視点で常に考えることです。
文章なのか、動画なのか、SNSを使うのか?もしくはセミナーやオンラインサロンなのか?顧客視点で考えてみましょう。
ShopifyではSNSとの連携も容易にできますので、コンテンツフォーマットも豊富なオプションから選択できるでしょう。Shopifyにおけるソーシャルメディアの活用法については以下の記事で詳細を解説していますので、ぜひご参照ください。
Shopify(ショピファイ)運用におけるソーシャルメディア活用法
⑤コンテンツを制作する
以上が決まったら、実際にコンテンツを制作していきます。繰り返し述べているように、『どうすれば』顧客の悩みが解決するかにフォーカスしてコンテンツを作成しましょう。
例えば、ブログやeブックであれば、『タイトル』『見出し』に顧客の悩みの解決策を記載します。このように顧客ニーズに関連のあるワードを投げかけることによって、彼らを引きつけることができるのです。
顧客に『次に取ってほしい行動』を明確に提示する
上記の5ステップでコンテンツマーケティングをおこなう際、最後に重要なポイントがあります。それが、顧客に『次に取ってほしい行動』を明確に示すことです。なぜなら、そもそも『コンテンツマーケティングの目的』は顧客をファンとして定着させ、利益に貢献してもらうことだからです。
顧客に行動を促す際のポイントは以下になります。
- 顧客のメリットを提示する
- 次のステップを見つけやすくする
- 『今』行動してもらう
- 行動は1つに制限する
顧客のメリットを提示する
最も重要なポイントです。顧客が次の行動を取ることによって得られるメリットを簡潔に、分かりやすく示してあげましょう。
例えば、『〇〇について詳しく知りたい方は以下の動画で3分で分かります』など、ユーザーのメリットが分かるフレーズでアクションに繋げましょう。
次のステップを見つけやすくする
クリックする場所が分からないなど、次のステップが見つけられずに顧客が離れてしまうケースがあります。次のアクションはなるべくシンプルで見つけやすいものでなければなりません。そのためにも、ボタンやリンク、ナビゲーションはなるべく目立つように配置しましょう。
『今』行動してもらう
ユーザーの行動を促すために、切迫感を伝えるのも有効です。今だけ送料無料や、期間限定のセールなど、顧客がすぐに行動したくなるようなメッセージを明確に伝えましょう。フォローやクリックは後でいいと思わせると、結果的に忘れられてしまいます。
行動は1つに制限する
顧客に期待する行動は『1つ』に絞りましょう。選択肢が増えるほど、顧客は混乱してどの行動にも繋がらなくなります。より選択肢を制限することで、顧客が次に行動を取ってくれる可能性は高まります。
Shopify初心者向け コンテンツマーケティングの5ステップまとめ
Shopifyネットショップ初心者向けに、『コンテンツマーケティングの5ステップ』について解説してきました。
改めてステップをまとめると以下になります。
① コンテンツマーケティングの目的を決める
② ターゲットを絞る
③ キーワードを決める
④ コンテンツのフォーマットを決める
⑥ コンテンツを制作する
コンテンツマーケティングは時間のかかる作業ですが、顧客にとって価値のある情報を提供することで将来のファンを獲得することができます。低コストで始められるため、ぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか?
この記事を読んでShopifyネットショップに興味が出てきた方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみて下さいね。
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