私流”MBAの授業に対する向き合い方”

海外MBA

こんにちは、yutaroです。

今回はMBAの授業に対する向き合い方、特に苦手意識を持っている科目・分野に対してどう対処してきたかについて個人的な見解を書いてみようと思います。

基本的アプローチ

私は昔からファイナンス、および統計関連の分野に苦手意識がありました。加えてMBAの授業は当然英語で進められるので、母国語で学ぶことができないというハンデをカバーしなければいけません。ここでは私なりに工夫してきたことが他の授業やビジネスでも生かせると思い、書き留めた次第です。
私の場合、基本的なアプローチは

  • 長期的対策
  • 短期~中期的対策

に分けて考えます。
長期的対策において重要なことは2点あります。

①理解の仕方を知る 

②学び方を知る

ということです。順に解説します。

読んで理解する派?聞いて理解する派? – 長期的対策①

ピーター・F・ドラッガーは、仕事の仕方を自覚するためには自分と相手が「読んで理解する人間」なのか「聞いて理解する人間」なのか知っておくべきと述べています。

自分の理解度を高めるためには、自分がどちらのタイプの人間かを知っていることが非常に重要と考えます。私の場合は「読んで理解する人間」なので、長期的対策はファイナンスの教科書(英文)をじっくり読んで復習することと、ファイナンスの概要を解説している日本語の本を買って母国語でも理解する、という両方を進めました。

これはビジネスにおいても重要と考えていて、自分の上司や得意先の人がどちらのタイプかをしっかり意識して、相手に「伝わる」コミュニケーション手段を選択する。これができる人がいわゆる「仕事ができる人」の条件の1つだと思います。

自分の学び方を知る – 長期的対策②

長期的対策においてもう一点重要なことは、自分の学び方を知る、ということです。人によって得意な学び方があります。

  • 書いて学ぶ
  • 実際に行動することによって学ぶ
  • 誰かに聞いてもらって学ぶ

チャーチルのように書くことで学ぶ人もいれば、自分が話すことを誰かに聞いてもらうことによって学ぶ人もいます。私は書くことで学ぶタイプなので、実際に自分がファイナンスを理解した内容をノートに図式化することで頭を整理していました。

一方で私のクラスメイトの友人は、自分が話して理解するタイプの人間でした。彼はいつも統計クラスのテスト前に「プチ統計講座」をクラスメイト向けに開き、人に説明することで自分も学んでいました。

短期~中期的対策

長期的対策には時間がかかります。それまでの対応として、私は以下の短・中期的対策を並行しておこなっていました。授業が一回で理解できなかった際の対応策として、

  • 録音
  • 4色ボールペン

の組み合わせを用いました。

録音については、授業の音声をレコーダーで録音し、「内容が分からなかった箇所の時間」をノートにメモしておきます。これだけで驚くほどに「録音してあるから何度でも復習できる」、という精神的安心が生まれます。

次に4色ボールペンのそれぞれの色に役割を持たせます。私の場合、以下の通りです。

黒:通常のノート記録用

赤:重要な点

青:引用個所(本、言葉など)

緑:授業後、アクションが必要な部分(To Do)

4色ボールペンが素晴らしいのは、後でノートを見返した際、瞬時に視覚的に情報が整理される点です。私の場合、最も重要なのは緑です。つまり、授業後に課題や自分のタスクなど、アクションが必要な部分は「緑の文字」だけをスキャンして読み取れば良いのです。タスクを忘れることもこれで防ぐことができます。また、「前の授業で教授がある本を引用していたけど何だっけ?」と思い出したいときには「青の文字」を見れば良いのです。

録音と組み合わせた際、「内容が分からなかった箇所の時間」は緑の文字でメモしておきます。後で復習するために聞き返すタスク、という意味です。

自分は自分

学習していくプロセスは一人ひとり違います。他人が何と言おうと、自分にとって最も有益で効率的な方法・プロセスを常に模索して粛々と実行していくことが大切だと痛感しています。この記事が少しでも読んだ方の参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました