MBA生のスケジュール・生活は?MBAの価値って?

海外MBA

こんにちは、yutaroです。

これまでカリフォルニアにてMBA生活を1年半ほど過ごしてきました。
キャンパスビジットでMBA受験生によく聞かれることの1つに、「MBA生の生活はどのようなものですか?」というものがあります。

そこで今回は「MBAの実際の生活・価値が想像できない人」、もしくは「MBAの勉強をしているがモチベーションを維持したい人」に向けて、MBA生のスケジュールと、それに関連したMBAの価値について少し触れてみることにしました。

MBA年間のスケジュール概要

アメリカのビジネススクールは基本的に「セメスター(semester)制」、もしくは「クオーター(quarter)制」に分かれています。私が通っていたアメリカの大学はクオーター制だったため、年間のスケジュールは以下のようになります。(2年制MBAスクールの例)

9/中旬: 入学
9/下旬 – 12/上旬: 秋学期 (1年生はインターン獲得に向けた就活)
12/中旬 – 1/上旬: 冬休み
1/上旬 – 3/中旬: 冬学期
3/中旬 – 下旬: 春休み
3/下旬 – 6/上旬: 春学期
6/中旬 – 9月: 夏休み(インターン or 夏学期)

クオーター制では通常1科目あたり週に3時間の授業があります。
上記を見て分かる通り、クオーター制は約10週間、わずか2か月半で 1科目の履修が完了します。セメスター制に比べて1学期あたりのスピードが速いです。

アメリカでは教科書を予習していることを前提に授業が進むので、最低でも1~2時間程度は予習に時間を割く必要があります。当然宿題も課されます(これが最初はかなり重い)。授業の他にTAによるレビューセッションが週1時間設けられたりもします。

つまり1科目につき、週6~8時間程度は勉強に割く必要があります。仮に5科目取っていたとすると、週40時間程度は必要です。

1日の生活を3フェーズに分けて紹介します

次に典型的な1日の流れを紹介します。

① 起床~授業

授業開始は8時~9時です。私は7時頃に起床、日中は基本的に授業やレビューセッションに全力集中します。

1日に2コマ授業がある場合は、9時~12時(1コマ目)、14時~17時(2コマ目)とこれだけでかなりヘトヘトになります。昼食はだいたい大学のカフェテリアやお弁当を持参して食べます。授業の空き時間で、グループワークなどクラスメイトと課題を解いたり、レビューセッションに出たりします。

② 夕方の活動(MBAのゴールデンタイム)

17時頃までに一通り授業が終わり、夕方からは大学主催のセミナーやネットワーキングイベントがあります。就活・インターンを狙っている学生は、これらのイベントに参加し、就活の情報収集やネットワーキングに費やします。大手企業の多くは12月までがエントリー締め切りなので、入学したばかりですが就活に向けて重要な期間です。日本人留学生向けの最大イベントであるボストンキャリアフォーラムもこの時期ですね。

また、自分自身の「MBAに来た目的に応じた活動」をするのもこの時間です。

私はこの時間帯を、『MBAのゴールデンタイム』と呼んでいます笑。

なぜなら、この時間帯の使い方がMBAの価値を左右すると思うからです。

私の場合はこの時間帯を、就職活動と並行して、友人と始めた「スタートアップの活動」をしていました。具体的には、大学および地域のビジネスコンテストに全て参加し、プレゼンの練習およびビジネスピッチを繰り返していました。私は授業で学ぶ ”ハードスキル” 以外の「ソフトスキルやネットワーキング」はこの夕方の活動から全て学びました。この時間を有効に使うことこそが、MBAに行く真のメリットだと個人的に思っています。

私はおかげさまで、米ユニコーン企業の「サマーインターンシップ」の獲得(合格率1.5%)とその後のフルタイム就職内定、さらに大学主催の「スタートアップ向けピッチコンテスト」で優勝することができました。この辺りはまた別の記事で機会があれば詳しく書いていきたいと思います。

③ 帰宅~勉強

19時頃には家に帰り、家族とご飯を食べます。イベント等がある時には、クラスメイトや友人と飲みに行ったりもします。22時頃からは主に課題やグループディスカッション(リモート)、予習など、再び勉強モードに突入です。秋学期は毎日深夜1~2時頃に力尽きて就寝していました。

1年半MBAを体験してきた私が思うこと

MBAは1年目の最初の学期(秋学期)が1番忙しいです。多少の差はありますが、どの大学でも同じだと思います。なぜなら、授業の予習・復習に慣れていない、クラスメイトと一からの関係作り、就活等を並行してやるのが秋学期だからです。

一方で、私がこれまで1年半MBAを体験してきて感じるのは、同じMBA期間を過ごしてきても人によって差が出てくるということです。既に希望する業種・業界から内定をもらっている人やスタートアップを次のステージに進めた人もいれば、卒業前の段階で就職が決まっていない人もいます。

それは、最初の秋学期を「自分なりの目的意識」を持って行動できたかどうかだと思います。入学当初から、就職したい業界・業種をしっかり決めて行動している人は希望するインターン、就職共に結びついていることが多いです。

そしてもう一つ言えることは、ほとんどのMBA卒業生が自分の過ごしたMBA生活を振り返って「One of the best time of my life」と言います。準備期間も含めると忙しくて大変なMBAですが、一方で最高の2年間であることも確かだと思います。そんな「人生で最高の2年間」をどう過ごすかはあなた次第です。

今回はMBA生の1日と、それに関連してMBAの価値を紹介しました。
この記事が少しでも読んだ方の参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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