【海外就職】米ユニコーン企業のインターンシップからフルタイム採用を得る7つの方法

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アメリカのビジネススクール生にとって、企業からインターンシップの内定をもらうことは大きな目標の1つです。なぜなら、企業からフルタイムの採用をもらうための一番の近道は、インターンシップを獲得することだからです。

この記事では、MBA留学を目指している日本人のみなさんが持っている以下のような悩みについてお答えします。

  • MBA留学から現地就職したいが、どのようなステップで現地就職を目指せばよい?
  • 海外就職するために一番の近道は?
  • 海外インターンシップから現地採用に繋げるための7つのポイント

この記事を読めば、海外MBA留学から現地就職に関するマーケットの現状と、海外現地就職を獲得するためのポイントが理解できます。

なぜなら、アメリカのMBAスクールでキャリアカウンセラーから教えられた就活アドバイスと、実際にインターンからフルタイム採用を獲得した私の実体験を基に解説しているからです。ぜひ参考にしてみて下さい!

海外MBAはエリートの就活予備校

海外MBAスクールでは、経営学や専門性を高めるためのプログラムが用意されているだけでなく、MBA卒業後の就職やキャリアアップに関するサポート・リソースも充実しています。なぜかというと、スクール卒業生の就職率と年収アップ率が「MBAスクールランキング」に影響するため、各MBAスクールはキャリア支援に力をいれているのです

実際、私が通っていたMBAスクールも入学してすぐにキャリアサポートセッションがあったり、キャリアカウンセラーとの1on1、インターンシップ獲得のためのリソース紹介やキャリアイベント、ネットワークイベントなどが毎日のように用意されていました。

このように、海外MBAスクールは世界中から集まってくる次世代のグローバルリーダーを育成し、キャリアアップを支援していくという「エリートの就活予備校」の役割も果たしています。

現地就職を獲得する一番の近道はインターンシップ

MBA生がビジネススクールに入学してキャリアカウンセラーから最初に言われることは、現地就職するための一番の近道は「インターンシップを獲得すること」ということです。

実際、アメリカの大学卒業後の雇用に関する市場トレンドを予測しているNational Association of Colleges and Employers(NACE)のレポートによると、2021年ではインターンシップを獲得した学生のうち、なんと79.9%がフルタイム雇用のオファーを受けています。

NACEレポート_インターンシップからフルタイム採用

(NACEウェブサイトより引用)

フルタイムオファーを受けた学生のうち、83.1%がそのオファーを受け、結果インターンシップを経験した66.4%の学生がそのままフルタイム雇用に移行しています。この数字を見れば、いかにインターンシップを獲得することが現地就職に有利かが分かります。

海外インターンシップに合格するための4つのポイント

では、インターンシップを獲得するにはどうすれば良いでしょうか?その第一ステップが、MBAスクールに入学したらすぐに「レジュメを最新にアップデートすること」です。私もMBAスクールに入学する前からレジュメをアップデートしなさいとスクールから言われ、アップデートした状態で入学しました。

詳細については、下記の通り海外インターンシップに合格するためのポイント4つを記事にまとめました。

【海外インターンシップに合格するためのポイント4つ】

  • MBAスクールに入学したらすぐにレジュメを最新版にアップデートする
  • 自分の専門性が活かせるポジションに応募する
  • ネットワーキングをフル活用して事前準備する
  • 専門性+αで企業に貢献できるロジックを作る

詳しく学びたい方は以下の記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。ちなみに、私の獲得したインターンシップの給与は破格の月収80万円でした。

海外インターンシップの採用プロセスや、選考の過程で実際に聞かれた質問の全てを公開しています。詳細を知りたい方は以下の記事をご確認ください。

海外インターンシップからフルタイム採用を得る7つの方法

海外インターンシップからフルタイム採用を得る7つの方法

ここからは実際に私の経験と、ビジネススクールのキャリアアドバイザーからのアドバイスをもとに、海外インターンシップから本採用を獲得するためのポイントを7つ紹介します。最初に結論から紹介すると、重要なポイントは以下の7つです。

  • 何が何でも結果を出す
  • 直属の上司と定期的に話す時間を取り、成果を伝える(1on1で週1回が理想)
  • 上司と1on1ミーティングが難しければ、週の成果をメールで報告
  • 部門内外でのネットワーキングを心掛ける
  • たくさんの職場の人と会い、彼らの職務について知る
  • 初期のダウンタイムを減らすため、イニシアチブを取って会社に有益な活動を探す
  • インターンシップ終了後は、3ヶ月に1回、上司にメールでコンタクトする

以下、1つずつ解説します。

何が何でも結果を出す

MBA生のインターンシップの場合、ある程度社会経験があることと、経営者の視点を併せ持っていることを前提とされて採用されているので、即戦力となることが期待されています。したがって、何が何でも結果を出すことを肝に銘じて臨みましょう。

直属の上司と定期的に話す時間を取り、成果を伝える(1on1で週1回が理想)

最初に最も重要なことですが、直属の上司とは定期的にコミュニケーションをとりましょう。 最終的にインターン生のパフォーマンスを評価する際には直属上司の言葉が最も重要です。上司の目標を達成することを優先し、自分から頻繁にフィードバックを求めることが重要です。

そのために、定期的にチェックインする機会を確保しましょう。週一回、1 on 1ミーティングができることが理想です。上司から1 on 1のリクエストがなければ、自分から上司にお願いして定期的に話す機会を持ちましょう。

上司と1on1ミーティングが難しければ、週の成果をメールで報告

上司が忙しく毎週のミーティングが不可能な場合は、週の終わりに1週間あなたが取り組んだことの成果を伝えるようにしましょう。

優秀な上司ほど忙しいですし、欧米では休暇もしっかり取得します。直接会うことが難しい場合でも自分のおこなっている業務は必ず上司に定期的に報告し、あなたが何をしているのか把握できるようにしましょう。

例えば、プロジェクトを進める際にはマネージャーと考えをしっかり理解し、事前にアラインしてから進めることが重要です。会社の戦略、これまでの経緯や、組織の向かっている方向性を理解して業務を進めることで、会社に貢献できる優秀なインターンとして見られるようになります。

部門内外でのネットワーキングを心掛ける

実際にインターンシップ終了後、本採用の内定をもらえるかどうかは直属上司に加えて複数の方からの信頼を得ている必要があります。したがって、日々の業務に取り組むのと並行して、出来るだけ多くの同僚にあなたが現在の仕事にやりがいを持っており、インターン後も仕事を続けたいと考えていることを伝えましょう。

フルタイムの職を確保するコツ・ポイントについて人々にアドバイスを求めるのも良い方法です。 アドバイスを求めることには、本採用にために役に立つ知見が得られることと、会社に残りたいと思っていることを周囲に知らせることができるという2つのメリットがあるからです。ぜひ試してみて下さい。

たくさんの職場の人と会い、彼らの職務について知る

インターンシップの初期の段階で、できるだけ多くの人々と会うようにしましょう。 30分程度の短い会議やコーヒーチャットを設定するのも良いです。この時間を利用して全員の役割や会社の方向性について学びます。この活動が後々、その会社で仕事を進めるために有効に働きます。この業務に関しては誰に何を聞けばよいのか、誰の協力や承認が必要なのかを知っていることは、業務の推進に非常に役に立つからです。

 人々はあなたの経歴についても知りたがっているので、エレベーターピッチを準備しておいてください。自分のバックグラウンドやこれまでのキャリア、今後取り組みたいことやキャリアプランなどを簡潔に語れるようにしておきましょう。

初期のダウンタイムを減らすため、イニシアチブを取って会社に有益な活動を探す

多くのインターンシップの場合、初期のうちはやるべきことがあまりなく、ダウンタイム(休憩時間)が発生します。そこで、忙しそうに見せかけるのではなく、実際に自分が忙しくなるように行動することが重要です。

そのために、自ら進んで仕事を依頼したり、プロジェクトを提案したりしてください。周囲の方に聞いて、「手を付けたいと思っていてもリソース不足で実行できていないサイドプロジェクト」などがないか確認してみてください。率先して行動することは、その会社で働くことへの熱意を示す最善の方法です。ぜひトライしてみて下さい。

インターンシップ終了後は、3ヶ月に1回、上司にメールでコンタクトする

定期的にインターン生を受け入れている企業は、本採用のうちある程度の割合をインターン生から選抜します。タイミングは様々ですが、インターン終了後であったり、ビジネススクールの卒業前後だったりします。積極的に連絡を取り続けるインターン生は、記憶に残り、本採用に繋がる可能性が高いです。

実際、私はビジネススクールのキャリアアドバイザーから、インターン終了後は3ヶ月に1回、上司と連絡を取るように言われました。直近のクラスで学んだことや、会社の状況など、長文になりすぎないようにメールでコンタクトしました。結果として、私はインターン先から卒業前の4月に本採用の連絡をもらいました。

【海外就職】米ユニコーン企業のインターン合格から本採用獲得までに私がした7つのこと:まとめ

海外インターンシップからフルタイム雇用までの現状と、海外現地就職するための方法を紹介してきました。本採用を獲得するためのポイント7つを改めてまとめると以下になります。

  • 何が何でも結果を出す
  • 直属の上司と定期的に話す時間を取り、成果を伝える(1on1で週1回が理想)
  • 上司と1on1ミーティングが難しければ、週の成果をメールで報告
  • 部門内外でのネットワーキングを心掛ける
  • たくさんの職場の人と会い、彼らの職務について知る
  • 初期のダウンタイムを減らすため、イニシアチブを取って会社に有益な活動を探す
  • インターンシップ終了後は、3ヶ月に1回、上司にメールでコンタクトする

MBA生のみなさんのご活躍を心よりお祈りしております!

海外インターンシップに合格するまでのポイントは以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

また、私が月収80万円の海外インターンシップ獲得のために実際におこなった事前準備と、実際の選考の課題と回答例についての全ての詳細を、以下のnote記事で解説しました!15,000字超えの大作になりますので、詳しく知りたい方はぜひご参考ください。

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