ネットショップの立ち上げに興味があるみなさん、下記のような悩みを持っていませんか?
- STORESでどんなサービス?何ができるの?
- STORESとBASEの違いは?メリット・デメリットを知りたい
- 専門スキルや多額の資金がなくてもネットショップを立ち上げたい。
この記事を読めば、『STORESとは?』 『STORESのメリット・デメリット』がわかるだけでなく、同じく無料で使えるサービス『BASE』との違いを学ぶことができます。
私がアメリカMBA留学時の人気授業『Eコマース』で学んだ知見やノウハウを交えて紹介しますので、ぜひ参考にして下さい!
STORESとは?
初心者でも気軽に無料で始められるネットショップサービス、STORESをご存知でしょうか?
アンジャッシュの児島さんがCMで起用されていて、見た方も多いのではと思います。
私のブログでも、ネットショップサービスについてはShopify、BASEを中心に解説してきましたが、STORESとどう違うの?という疑問をお持ちの方は多いと思います。
結論から言うと、無料で使えるのがSTORESとBASE、有料なのがShopifyです。Shopifyは有料なだけあり、ネットショップに必要な機能は全て網羅されていると言っても良いほど機能が充実しています。したがって、将来本格的にネットショップを運営したい方はShopifyがオススメです。詳細については以下の比較記事をご参照ください。
一方、無料で使えるサービスSTORES とBASEの違いは、ざっくり言うと「手数料と機能の違い」です。STORESとBASEの詳細については、次で詳しく比較していきましょう。
STORESで何ができる?BASEと何が違うの?
STORESは一言でいうと、「初期費用と月額費用が無料」でネットショップをはじめられるサービスです。
STORESとBASEの手数料・機能比較については以下に分かりやすくまとめました。まずは初期費用と手数料について比較してみましょう。
表を見るとお分かりかと思いますが、初期費用を0円、かつ商品が売れたときの販売手数料を最も低く抑えようとするなら、STORESが一番安いということが分かります。
次に機能面・デザイン面を比較してみます。
STORESが魅力的になったのは、2019年にフリープランの機能が大幅にアップデートされたからです。これまではネットショップに登録できる商品数がフリープランだと5アイテムのみであまり現実的ではなかったのですが、アップデート後は無制限になりました。これにより、BASEにも引けを取らないサービスになりました。
デザイン面では、BASEは無料のデザインテンプレートを11種類、有料テンプレートを45種類用意しています。また、BASEはHTMLとCSSを使ってデザインをカスタマイズすることが可能です。一方でSTORESは無料テンプレートを48種類提供しています。ただし、ストアデザインのカスタマイズはできません。
まとめると、ネットショップ初心者はデザインを選ぶだけのSTORESがオススメです。一方で、HTML/CSSのコーディングの知識があり、ストアデザインをカスタマイズしたい方はBASEがオススメになります。
BASEを使って3分でネットショップを始めたい方はこちらの記事をご参照ください
STORESがおすすめな人
- 初心者だけど気軽にネットショップを開設したい
- 初期費用、月額費用0円で始めたい、手数料を低く抑えたい
- ショップが軌道に乗ってきたら機能を拡張したい
STORESは既に日本国内で70万人から選ばれているネットショップ作成サービスですが、一番大きな理由は「初期費用・月額費用が0円で始められ、かつ販売手数料も安い」という点でしょう。
初心者でもリスクを抑えてビジネスを始めることができ、かつ販売手数料も安いので商品が売れたら手元に利益が残りやすいです。さらに、初心者には嬉しいショップのデザインテンプレートも無料で48種類用意されています。
まずは無料で気軽に始めてみて、軌道に乗ってきたらプランを変更して機能性や自由度を向上させることができます。
STORESのメリット6つ
STORESは初めてネットショップを開設したいという方にとって嬉しいサービスがいくつもあります。STORESのメリットの中で、特に注目すべきものは以下になります。
- 商品が売れるまで費用は全くかからない
- 販売手数料が業界最安値レベル
- 無料のデザインテンプレートが豊富
- 電話で相談できたり、無料セミナーでノウハウが学べる
- 顧客管理機能を使って顧客満足度をアップできる
- 保管・梱包・発送業務の代行ができる
順に解説します。
商品が売れるまで費用は全くかからない
最初に紹介した通り、STORESはネットショップを始めるのに初期費用と月額費用が全くかかりません。ネットショップで販売している商品が売れたときに初めて販売手数料が引かれるだけなので、ビジネスリスクを極限まで抑えてネットショップを始めることができます。自分の趣味の延長や、初めてネットで商品を販売してみたい人にとってはピッタリのサービスです。
販売手数料が業界最安値レベル
STORESは月額費用が0円であることに加えて、販売手数料も業界最安値レベルです。STORESの他にも無料でネットショップを作成できるサービスはありますが、商品を販売する際には手数料がかかります。販売手数料によって手元に残る利益は大きく変わってくるので、サービス選びには注意が必要です。
STORESの場合、販売手数料はフリープランで売上の5%、スタンダードプランで3.6%と比較的低く設定されています。売上が伸びてくると販売手数料にも大きな差が出てきます。まずはフリープランでビジネスをスタートし、軌道に乗ってきたらスタンダードプランの場合の手数料と比較してどちらがお得か検討しましょう。
無料のデザインテンプレートが豊富
STORESは2019年の大型アップデートで、無料のデザインテンプレートが30種類から48種類に増加しました。初心者でもクリックのみで、ストアデザインが簡単にできるようになっています。自分の好みやビジネスに合ったテンプレートを選んでオシャレなストアを作成しましょう。
電話で相談できたり、無料セミナーでノウハウが学べる
STORESは業界初、電話やWEBでネットショップの新規導入の相談を受け付けています。日本のサービスなので当然100%日本語で対応可です。初めてネットショップを立ち上げる方にとって、相談できる相手がいるのは嬉しいサービスですね。
さらに、STORESではオンラインで無料セミナーを開催しています。ネットショップの開設方法やSTORESの使い方はもちろん、集客アップや業務効率化の方法まで、ネットショップ運営者に役立つ情報が得られます。ビジネスを育成していく上で有益なコンテンツなので、ぜひ有効に活用しましょう。
顧客管理機能を使って顧客満足度をアップできる
2019年の大幅アップデートで、ユーザーから要望されていた「顧客管理機能」が追加されました。ネットショップではお客さまと対面で接客するわけではないので、顧客管理は非常に重要です。
STORESでは新たに導入された顧客管理機能を使うことで、ショップに初めて来店してくれたお客さまなのか、2回目以降のリピーターなのかが分かるようになります。例えば、初回特典やリピーターのお客さまへのメッセージなど、お客さまの特性に合わせた接客ができるようになる為、顧客満足度を上げて更なる売上アップに繋げることができます。
保管・梱包・発送業務の代行ができる
ネットショップでモノを販売する場合、在庫をどこに置くかが問題になります。売上がそれほど大きくない場合は自宅保管でも良いですが、ビジネスが大きくなると保管場所も必要ですし、梱包・発送業務の手間もかかるようになります。
STORESは、商品の保管・梱包・発送業務を代行サービスと提携しています。商品を保管してくれるだけでなく、お客さまから注文が入れば商品を梱包、発送までしてくれるので、ネットショップ運営者は安心して商品の仕入れや集客などの本業に集中することができます。利用料も、商品1個に対してサービス料を支払うモデルなので、初期費用や月額費用は一切かかりません。
保管・梱包・発送業務代行と提携しているネットショップサービスは珍しいので、貴重なサービスですね。
STORESのデメリット3つ
ここまでSTORESのメリットを紹介してきましたが、一方で気を付けるべきデメリットもあります。結論から紹介すると、主なデメリットは以下です
- ストアデザインの編集(HTML/CSS編集)ができない
- 入金サイクルが比較的長い
- 独自ドメイン取得には有料プランが必要
以下、順に解説していきます。
ストアデザインの編集(HTML/CSS編集)ができない
ネットショップのデザインを編集したい場合、プログラミングの知識が少しある方は、HTMLとCSSというプログラミング言語を編集することでデザインをカスタマイズすることができます。
しかし、STORESの場合、このHTML/CSSを編集することはできません。とはいえ、初心者にとってそこまで専門知識を必要とする機能はいらないと思います。STORESではショップのレイアウトや画像・テキストなどを初心者でも直感的に操作できるように作られているので、問題なくストアデザインできるでしょう。
入金サイクルが比較的長い
STORESの場合、入金サイクルに注意が必要です。売上は月末締めの翌月末払いで指定口座に振り込まれます。例えば、1月の初旬に商品が売れた場合、1月末で売上を締めて、そこから手数料などが差し引かれて実際に振り込まれるのは2月末日になります。
物販などのビジネスの場合、ネットショップを立ち上げた直後は仕入れ資金が不足しがちです。入金サイクルには注意して、ビジネスチャンスを逃さないようにしましょう。なお、STORESには「スピードキャッシュ」という売上が翌日に振り込まれるサービスもあります。手数料はフリープランの場合、売上の3.5%で利用できるので、必要に応じて検討してみましょう。
独自ドメイン取得には有料プランが必要
STORESではフリープランだと独自ドメインを取得することができません。独自ドメインを設定したい場合は、有料プランに切り替える必要があります。
この場合も、ネットショップをまずは気軽に始めたいのか、それとも将来は本格的に運営したいかによって判断が分かれます。最初はフリープランでビジネスを立上げ、売上が上がってきてよりビジネスを成長させたい場合は有料プランに切り替えて独自ドメインを取得するという流れがよいでしょう。
まとめ:STORESのメリット・デメリット | BASEとの違いをネットショップ運営者が解説!
STORESはどんな人にオススメか、同じ無料サービスであるBASEとの違いなどを解説してきました。結論は以下になります。
- 初心者だけど気軽にネットショップを開設したい
- 初期費用、月額費用0円で始めたい、手数料を低く抑えたい
- ショップが軌道に乗ってきたら機能を拡張したい
記事で紹介したネットショップを開設できるサービス
STORESを活用して、お手軽にネットショップを立上げましょう!この記事を読んで、ネットショップ運営に興味が出た方は、是非以下の記事も参考にしてみて下さいね。
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