『10週間で立ち上げるEコマースビジネス』シリーズ、今回で9回目です!
当記事は10回シリーズを通して、以下の悩みを解決できるような内容になっています。
- Eコマースビジネスを始めたい
- どんな優先順位で、何を学べばいい?
- ビジネスアイデアをブレインストームしたい
- 起業を経験してみたい、起業アイデアを即実践したい
前回は『SEO』、『ソーシャルメディアの活用』、『コンテンツマーケティングの準備』について解説しました。
今回は『コンテンツマーケティングの実践』について具体的に解説していきます。
この記事では『コンテンツの制作方法』から、具体的な『コンテンツの配信方法』までを分かりやすく解説します。
10週間のおおまかなスケジュール
当記事(10回シリーズ)のスケジュールですが、以下の通りになります。
Week 1: イントロ & ビジネスアイデアを生み出す
Week 2: 顧客ニーズ、製品、顧客に提供する価値
Week 3: カスタマーリサーチ、調達とフルフィルメント、プライシング
Week 4: チームと役割、アイデアとストーリー
Week 5: ブランディング、マーケットプレイス、Eコマースストアデザイン
Week 6: ストアデザイン(続き)、ブランドアイデンティティー
Week 7: ユーザーテスト
Week 8: SEO、ソーシャルメディアの活用、コンテンツマーケティング準備
Week 9: コンテンツマーケティング実践(← 今週はここです!)
Week 10: ビジネスの最適化 & リターゲティング
それでは今週も宜しくお願いします!
コンテンツマーケティングとは?
『コンテンツマーケティング』とは、あなたの顧客のニーズ(疑問や悩み)を、コンテンツを通じて解決することです。
あなたの製品に無料で『付加価値』を与えるものと理解しましょう。
良いコンテンツマーケティングは、あなたの顧客の購買へのアクションを一歩先へ進めてくれるでしょう。
コンテンツマーケティングの実践方法
早速コンテンツマーケティングの実践に移ります。
- コンテンツの目的を決める
- コンテンツの制作
- コンテンツの配布
この順番で解説していきます。
① コンテンツの目的を決める
まずは、コンテンツマーケティングの目的を決めましょう。
- 検索トラフィックの獲得
- 顧客との交流回数(いいね、シェア、コメント数)の増加
- ECサイトへのトラフィックの増加
- 商品・サービスの販売
などが一般的です。
当たり前のようですが、実はデジタルマーケティングの7割以上がこれらの明確な目的を持っていないと言われています。
② コンテンツ制作
コンテンツ制作するにあたり、以下の4Stepで作っていきましょう。
- ロングテールキーワードを探す
- キーワードから顧客の『疑問』や『悩み』を考える
- コンテンツの形式を決める(文章、画像、音声、動画)
- 『How』に着目して悩みを解決するコンテンツを制作する
Step1: ロングテールキーワードを探す
ロングテールキーワードの定義は人によって異なりますが、特長としては以下を理解しておきましょう。
- 月間検索数が目安として500~1000未満
- 日本語の場合は3ワード以上の組み合わせが前提
- 検索エンジンで競合性が低い
これらを意識してロングテールキーワードを探しましょう。
ただやみくもに探すのではなく、あなたのビジネスの『Value Proposition』と関連のあるキーワードを探すことがポイントです!
Step2:キーワードから顧客の『疑問』や『悩み』を考える
Step1でロングテールキーワードが決まったら、キーワードから顧客の悩みを予測します。
なぜユーザーはこのキーワードで検索したのか?キーワードからユーザーの『検索意図』を考えましょう。
ポイントは、ユーザーは何かを『知りたい』のか、何かしらの行動が『したい』のか、に注目することです。
最初は競合が少ない『知りたい』キーワードに着目して悩みを予測しましょう。
Step3:コンテンツの形式を決める(文章、画像、音声、動画)
ユーザーの悩みも想定できたら、コンテンツの形式も決めましょう。
ここで最も大切なのは、『ユーザーの悩みに対する解決策を分かりやすく提示する』ことです。
悩みを解決するために最も有効なのは文章や画像なのか、もしくは動画なのか、顧客視点で考えて決めましょう。
Step4:『How』に着目して悩みを解決するコンテンツを制作する
最後にコンテンツを作っていきます。
『どうやって』に着目してコンテンツを制作していきましょう。
ブログのコンテンツ作成であれば、悩みに対する解決策を『見出し』にすることで分かりやすい記事の構成が出来上がります。
なお、コンテンツマーケティングは奥が深く、SEOに対する知識も不可欠です。SEOについては以下の記事で5シリーズに渡って解説していますので、詳しく知りたい方はぜひ参考にして下さいね。
③ コンテンツ配信
コンテンツ制作が完了したら、顧客にコンテンツを配信していきましょう。
配信における主な戦略は以下の4つです。
- 自分で配信する(ブログやSNSなど)
- コンテンツをトレードする
- インフルエンサーを使う
- 有料プラットフォームを使う(Facebook Ad、Googleアドなど)
それぞれ長所短所があるので簡単に紹介します。
自分で配布する(ブログやSNSなど)
最もコストを低く抑えられますが、自分でコンテンツをプロモーションしなければいけません。
したがって非常に時間がかかります。
コンテンツ制作にかかった時間を20%としたら、残りの80%は配信に時間がかかるというイメージを持っておきましょう。
コンテンツをトレードする
代表的な例は、複数の著者が記事を書き合って1つのブログを作る『グループブログ』です。
個人でコンテンツを作成するよりも広い視野でソリューションを提示することができます。
他には、自分のビジネスに関係のあるコンテンツに『相互リンク』を貼ることも有効です。
インフルエンサーを使う
長所として、うまくインフルエンサーを活用できれば効率的にターゲットに配信できるでしょう。
後述の『有料プラットフォーム』よりコストを抑えられることが多いです。
一方でプラットフォームに比べて時間的効率は低いでしょう。
インフルエンサーが予期できない行動をとる、もしくはプロモーションに失敗するなどのリスクもあります。
有料プラットフォームを使う(Facebook Ad 、Google Adなど)
最後はFacebook AdやGoogle Adなどのデジタル広告を使う方法です。
最大の長所は『時間と労力』を最も削減できる点です。
一方でコストは4つのオプションのうち最も高いでしょう。
長期的なキャンペーンを打つ前に、1、2回短期間のテストをおこない、ターゲットユーザーの地域、年齢、ニーズ、特徴等を最適化すると良いと思います。
【実践】コンテンツマーケティングを実践しよう
上記で解説した『コンテンツマーケティング』を早速実践しましょう。
【実践】コンテンツマーケティングを実践しよう
具体的には以下の4点をおこないましょう。
- ロングテールキーワードを探す
- キーワードから顧客の『疑問』や『悩み』を考える
- コンテンツの形式を決める(文章、画像、音声、動画)
- 『How』に着目して悩みを解決するコンテンツを制作する
コンテンツマーケティングは時間がかかるため、『マラソン』に例えられます。
ユーザーの悩み解決に特化して、焦らず一つ一つコンテンツを制作・配信していきましょう。
いよいよ次回は最終回『ビジネスの最適化』を解説します。以下の記事に進みましょう。
この記事を読んで『ネットショップを立ち上げてみたい!』と思われた方、ECプラットフォームを使えばショップ自体は数時間でできますよ!次の記事で紹介していますので、是非参考にしてみて下さい!
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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