MBA留学:インタビューで聞かれる典型的10の質問と準備プロセス

MBAインタビュー準備プロセス 海外MBA

海外MBA留学を目指しているみなさん、下記のような悩みを持っていませんか?

  • MBA受験のインタビュー対策、何から始めていいのか分からない
  • インタビューで聞かれる代表的な質問と対策は?
  • 具体的なインタビュー対策のプロセスが知りたい

インタビューは不安だし、最初は何から手を付ければいいのか分からないですよね。私もそうでした。この記事を読めば、トップMBAカウンセラーの経験に基づいたインタビュー対策の具体的プロセスが理解できるだけでなく、スクール共通で必ず聞かれる典型的な質問がわかります。

なぜなら、自分がインタビューを準備した経験とプロのMBAカウンセラーからのアドバイスをもとに、具体的なステップを解説しているからです。

この記事のステップを踏んできちんと準備すれば、インタビューに自信をもって臨めるようになりますので、ぜひ参考にして下さい!

インタビュー準備のプロセスを5ステップで紹介!

世界トップクラスのMBAスクールでは、インタビューにそれぞれ独自の質問を設けています。ただし、Poets&QuantsClear Admit がおこなった調査では、トップMBAスクールでも必ず聞かれる共通した質問があることがわかりました。

つまり、これらのコアな質問は、どのビジネススクールを受験するにしてもまずは最初に抑えておくべき質問になります。(←今回の記事でここ最重要です!!

インタビュー対策の基本的なステップは以下の通りです。

① まずは10の質問(10 Core Questions)をチェックする
② 回答を自分なりに準備する
③ カウンセラーとモックインタビューをする(2~3回)
④ スクリプトを修正して暗記する
⑤ オンライン英会話で毎日必ず練習する

順に解説していきます。

STEP1: まずは10の質問をチェックする

冒頭で話したように、どんなビジネススクールを受験するにしても、必ず対策しておくべきコアの質問があります。それが下記の『10 Core Questions』です!

インタビュー対策はまず『コアの10の質問』から

まずは『Vince’s mirror method』のサイトで紹介されている 『10 Core Questions』を確認しましょう。サイトを運営しているVince Ricciさんは、MBA受験界ではもはや “神” 的な存在となっていて、世界のトップMBAスクールのインタビュー対策を20年以上しています。

10 Core Questions(plus final Q&A)

1. Tell me about yourself / Walk me through your resume.
2. What are your greatest strengths and greatest weaknesses?
3. Provide me with an example showing your leadership.
4. What role do you usually play in teams?
5. Tell me about a time that you had to work on a team that did not get along.
6. Tell me about a time when you failed. What did you learn from the experience?
7. What are your goals? Why do you want an MBA now?
8. Why do you want to attend (this school)? (e.g. Harvard, Stanford, Wharton, LBS, INSEAD, etc.)
9. How will you contribute to our school community? (in classes, outside classes, as an alumnus)
10. What else? Surprise me.
11. Do you have any questions for me?

(引用元:Vince Prep – Prepare for interviews using Vince’s mirror method)

朝夜15分ずつを死守する(英語を話すことにとにかく慣れる)

インタビュー対策は、とにかく英語を話すことに日常から慣れておくことが一番の近道です。上記の『Vince’s mirror method』を使って、最低朝と夜に15分ずつ、鏡の前で録音しながら10の質問に答える練習をしましょう。

必ず携帯もしくはボイスレコーダーで録音することをお勧めします。これはTOEFL Speaking の記事でもお話しましたが、録音→修正を繰り返して毎日Speakingを練習することが上達の近道になります。

STEP2: 回答を自分なりに準備する

10の質問に対する回答を準備しましょう。とはいえ、何の材料もなしに準備するのは難しいと思います。

ここで登場するのが『TOEFL Writing Independent』で作成したモデルアンサーです!

モデルアンサーで使用した自分のストーリーを取捨選択して、質問の回答に活用していきましょう。エッセイのストーリーも非常に有効なので、合わせて活用しましょう。

私はエッセイからのストーリーWriting Independentのストーリーをそれぞれ半分ずつくらい活用しました。10 Core Questionsに対する回答のポイントと、実際の私の回答例は以下の記事で公開しております。どのようにロジックを組み立てたらよいか知りたい方は参考にしてみてください。

スクリプトは準備すべきか?

Vince methodではスクリプトは不要と書かれていますが、実際はどうでしょうか?私個人としては以下の3つの理由でスクリプトを準備することをおススメします。

① 帰国子女でない限り、多くの日本人にとって10の質問に対していきなり話し続けることは難しい
② 文字に書き起こすことで論理展開をしっかり構築できる
③ カウンセラーのフィードバックを受けた際、ネイティブの生きた表現を覚えるために重要(後述)

特に②と③が重要と思います。もちろん個人によって違いはありますが、ポイントとなる質問ではロジックの流れを確認するためにもスクリプトを用意しておくと良いでしょう。

STEP3: カウンセラーとモックインタビューをする(2~3回)

10の質問に回答することに慣れてきたら、専門のカウンセラーとモックインタビューをしましょう。後にオンライン英会話で練習する期間を鑑みて、インタビュー本番の2ヶ月前を目安に最初のモックインタビューをすると良いでしょう。

複数のカウンセラーとインタビューをして、違う視点からフィードバックをもらうと良いと思います。私はAGOSのカウンセラーにエッセイを見てもらったので、引き続きインタビューもAGOSにお願いしました。

インタビューカウンセラーの情報や評判については以下の記事でまとめています。詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

モックインタビューは一回目が最も学びが大きい

カウンセラーとモックインタビューをすると、最初の一回目に有益なフィードバックをもらえます。カウンセラーに一言断ったうえでセッションを『必ず録音』させてもらいましょう。

この質問は〇〇のように答えたほうが良い』、『この質問をされたら△△のような戦略をとるべき』、『少しトリッキーな質問として、□□のような質問がある』など、1回目のセッションの学びが最も大きいです。後で何回でも聴き返せるように録音しておきましょう。

録音を聴き返してネイティブの表現を覚える

先述で録音する、スクリプトを書くことの一番のメリットとして、『この質問は〇〇のように答えたほうが良い』などのネイティブの生きた表現を、そのままパラフレーズして自分の回答に使う方法が超有効です。

プロの言い回しで自然な表現を覚えられる貴重な機会なので、存分に活用しましょう。

スクール調査を並行する(Why this school?)

この段階で重要なことの一つに、8つ目の質問『Why do you want to attend (this school)?』があります。

当然この質問に回答するには、自分の志望校の調査が必要になります。インタビューの練習と並行して、志望校の得意としている専攻科目とその理由、校風、有名教授や目玉授業などを調査し、『Why this school?』への理由を3つ用意しておきましょう。

スクール調査の詳細についてはこちらの記事を是非ご参照下さい!

STEP4: スクリプトを修正して暗記する

カウンセラーとモックインタビューを2~3回おこなうと、10の質問(プラスα)に対する回答がほぼ固まってくると思います。(私の場合はメインのカウンセラーに2回、別のカウンセラーに1回ずつモックインタビューをしてもらいました。)

この段階で、カウンセラーのフィードバックをもとにスクリプトを修正・アップデートしましょう。本番は必ずしもスクリプト通り話す必要はありません。

ただ、あくまでも純ドメの日本人にとってはモックインタビューで録音した『ネイティブの生きた英語表現』を記録しておくことは、今後自分の資産として十分に活用できると思いますので、私は記録をお勧めします。

引き続き、Vince’s mirror methodを継続して、最低15分ずつ、朝晩の練習は毎日欠かさずやるようにしましょう。

STEP5: オンライン英会話で毎日必ず練習する

ここまでくれば仕上げの段階です。カウンセラーとの練習は高額で何度もできないと思いますので、本番までの数週間はコストを抑えて『オンライン英会話』で毎日練習しましょう。

オンライン英会話の登録はマストです。英会話は一日でもサボるとスキルが落ちます。(実際、私は一日でもサボると言葉がスムーズに出てこなくなったので、海外出張中も空港のラウンジやホテルで英会話やっていました)必ず毎日、対面インタビューの練習をしましょう。

私のおすすめは『レアジョブ英会話』です。毎日25分、一回あたり316円と格安でビジネス英会話のレッスンができます。

対面・ライブの緊張感を当たり前にする

毎日英会話をすることで、2つの効果があります。

① 毎日『対面』で話すことで、ライブで英語を話すことを『当たり前』の感覚にする
② 論理展開を頭で考えながら話すことで、スクリプトを読み上げるのではなく、生きたスピーチができる

鏡を前にしての練習はうまくできていても、『対面』になると急に話せなくなります。ライブで話すことを毎日繰り返し、対面の難易度を下げることが重要です。

また、話すときは暗記したことをただ話すのではなく、常に論理展開を意識し、頭で考えながら話しましょう。そうすることで生き生きとしたスピーチができるからです。

本番へ!最後は『笑顔』と『楽しむ』こと!

ここまで準備すれば、あとは自信をもって本番に臨むだけです。とにかく本番は『笑顔』(←欧米は特に大切です!)と、『楽しむ』ことを忘れずに臨みましょう。きっと結果はついてくるはずです!

私はインタビュー本番当日は早めに現地に着き、ビジネススクールの校舎からカリフォルニアの海を眺めて、このスクールに通った時の光景を思い浮かべながら自分の気持ちを静かに高めていました。

まとめ:インタビューの準備プロセス

インタビュー準備の具体的なプロセスを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

改めて準備の5ステップをまとめると、以下になります。

① まずは10の質問(10 Core Questions)をチェックする
② 回答を自分なりに準備する
③ カウンセラーとモックインタビューをする(2~3回)
④ スクリプトを修正して暗記する
⑤ オンライン英会話で毎日必ず練習する

「10 Core Questions」の準備の際には、私がMBAカウンセラーと一緒に作り上げた回答のポイント私の回答例を公開している以下の記事をぜひ参考にしてみて下さい!

この記事が少しでも受験生のお役に立てることを願っております。

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