『ロングテールSEO』という言葉をご存知でしょうか?
この記事では、以下のようなネットショップ初心者の質問に答えます。
- 『ロングテールSEO』って何?
- なぜロングテールSEOが大切なの?
- ロングテールSEOの攻略法は?
今回解説する『ロングテールSEOの基礎』から『実践方法』までをしっかりと理解すれば、あなたも圧倒的なPV数を獲得できるようになります!
実際に私は『ロングテールSEO』にフォーカスすることで検索上位コンテンツを量産することができました。
それでは早速解説していきます!
ロングテールSEOとは?
『ロングテールSEO』とは、検索ボリュームは少ないが、サイトのミッションに沿った検索ワード(ロングテールキーワードと呼ぶ)を攻略することで、多くのPVとコンバージョンを獲得する戦略です。
人により定義は異なりますが、ここで言う『ロングテールキーワード』は以下を目安にしましょう。
- 月間検索数が500~1000未満
- 日本語の場合は3ワード以上の組み合わせ
- 検索エンジンで競合性が低い
ロングテールキーワードってよく聞くけど何を基準に判断する?
✅月間検索数が目安として500~1000未満
✅日本語の場合は3ワード以上の組み合わせ
✅検索エンジンで競合性が低い
✅検索TOP10に『関係ない記事』が含まれていると良い兆候この辺りを攻めると検索上位を狙いやすいです😊🦉🦉
— Yusaku@ UC San Diego - 【MBA流】Eコマースビジネスのノウハウ公開中 (@yusaku_nakamura) June 26, 2020
業界によっても数は異なりますが、『月間検索数が少ないキーワード』と理解しましょう。
以下、説明しやすくするため、
- 『ミドルキーワード』は検索数が月間1,000以上〜10,000未満
- 『ビックキーワード』は検索数が月間10,000以上
と定義します。
ロングテールSEOが重要な2つの理由!PV数に影響する!
では、なぜネットショップ運営でロングテールSEOが重要なのでしょうか?
アメリカの『The Wall Street Journal』でWeb上のトップインフルエンサーと呼ばれているNeil Patelの言葉を借りると、以下2つ理由があります。
- 検索ワードの『70%』以上がロングテールキーワード
- ロングテールキーワードのCV率は2.5倍!
実際に彼があらゆるキーワードで上位表示を達成しているのは、ロングテールキーワードに絞って妥協せずにコンテンツを作り続けているからです。
順に解説していきます。
検索ワードの70%はロングテールキーワード
アメリカのマーケティング会社MOZの統計データによると、全検索ワードのうち約70%がロングテールキーワードであることが分かりました。
例えば私がレストランを検索する場合、単に『レストラン』1単語で検索することはありません。
『レストラン 銀座 おすすめ』など、複数のキーワードを使って検索します。なぜなら、『銀座のおいしいレストランを調べたい』というニーズがあって検索するからです。
つまり、ユーザーにとって検索キーワードの多くはこのような『複数の単語を組み合わせた』ロングテールキーワードです。
よってロングテールキーワードを攻略することは、ユーザーのニーズを満たすことに繋がり、結果上位表示されやすくなります。
ロングテールキーワードのCV率は2.5倍!
アメリカのネットマーケティング会社WordStreamの調査によると、ビッグキーワードに比べてロングテールキーワードの平均コンバージョン率はなんと2.5倍です!
つまり、集客だけでなく、売上貢献の面から見てもロングテールキーワードは重要な役割を果たします。
多くのネットショップ運営初心者にとって、クリック広告にお金をかけるよりも『ロングテールキーワード』にフォーカスして記事を書く方がコストも安く収まるでしょう。
ロングテールSEOに最適なサイト構造
コンテンツを作る順番として、『ロングテールキーワード』→『ミドルキーワード』→『ビックキーワード』の順番で制作していきましょう。
上の図のように、
- ロングテールキーワードで良質な記事を書くと検索上位表示され、アクセスが集まる
- ①から②に内部リンクを貼ることで、ロングテールキーワードの記事を見たユーザーがカテゴリーページも見に行く
- さらに②から③の内部リンクを辿って、ユーザーがトップページも見に行く
という好循環が生まれ始めます。
具体的には、『ロングテールキーワード』で10記事を書いたら『ミドルキーワード』でコンテンツを1つ作りましょう。
さらに、『ミドルキーワード』コンテンツが2~3つできたら、『ビッグキーワード』でコンテンツを作りましょう。
それでは次に、初心者向けロングテールSEOの実践方法を解説します。
PV獲得のためのロングテールSEO実践方法
ここではロングテールSEOで最大の効果を上げるための実践方法を紹介します。
ステップは単純で以下の通り進めていきましょう。
① ビッグキーワードを決める
② ミドルキーワードを調べる
③ ロングテールキーワードを調べる
④ コンテンツを作成する
順に解説します。
①ビッグキーワードを決める
ビッグキーワードはサイトを象徴する重要なキーワードになります。つまり、あなたのネットショップの『ミッション』を反映するキーワードです。
例えば、海外MBA合格のための英語教材を販売しているネットショップの場合、『海外MBA』『MBA英語教材』などがビッグキーワードになるでしょう。
②ミドルキーワードを調べる
次にミドルキーワードを調べます。以下の例は『Googleの関連するキーワード』に出てきたワードを参考に、私が独自で探したものです。
なるべく検索数が1,000以上〜10,000未満のものを選びましょう。2つの単語で探すのが難しければ、3つの単語の組み合わせでもOKです。
③ロングテールキーワードを調べる
最後にロングテールキーワードを調べましょう。
こちらは3つ以上の複合キーワードで根気強く探していきます。
抽出したロングテールキーワード1つ1つを使って、丁寧に良質記事を書いていきましょう。
そしてこれらの記事を内部リンクでミドルキーワードの記事と繋ぐことで、ミドルキーワードの記事も上位表示されるようになります。
④コンテンツを作成する
これでコンテンツ制作の下準備が整いましたので、まずはロングテールキーワードに絞って記事を書くことに専念しましょう。
以下は記事作成時の注意点になります。
記事1つ1つを圧倒的に良質なコンテンツにする
ロングテールSEOの基本は『良質な記事を提供してユーザーのニーズを満たす』ことです。
1記事も決して手を抜かずに、圧倒的に良質なコンテンツを作成しましょう。
これを積み重ねることで、ミドルキーワードやビッグキーワードも次第に順位が上がっていきます。
重複するコンテンツは避ける
ロングテールキーワードを使った複数のコンテンツに、同じような内容の記事を作成してしまうと、Googleから重複コンテンツとみなされてしまいます。
このようなコンテンツは結果的に順位が下がってしまいますので、コンテンツ同士の重複は避けるようにしましょう。
まとめ:ロングテールSEOを攻略してPVアップさせよう!
ロングテールSEOを制することで、ネットショップのアクセスを増やすことができ、ミドルやビッグキーワードでも上位表示を達成することができます。
まとめると、PV獲得のための『ロングテールSEOキーワードの実践方法』は以下の通りです。
① ビッグキーワードを決める
② ミドルキーワードを調べる
③ ロングテールキーワードを調べる
④ ロングテールキーワードを使った記事から作成する
ロングテールキーワードの記事も決して手を抜かず、良質なコンテンツを継続的に提供しましょう。
次はSEO対策シリーズ最終回『SEOコンテンツ作成法!ニーズを満たす見出し構成でアクセスアップ』に進みましょう。
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