ネットショップ立上げに興味があるみなさん、下記のような悩みを持っていませんか?
- Shopifyのテーマって何? どうやって選んだらいい?
- Shopifyの無料テーマでおすすめを知りたい
- ネットショップを始めたいが、業種や目的に合うテーマを知りたい
この記事を読めば、ネットショップ初心者でも自分のネットショップに合った無料テーマの選び方を理解することができます。
実際にネットショップを2店舗立ち上げた私が厳選した『無料テーマ』を【業種・目的別】に紹介します!アメリカMBAの『Eコマース実践』の授業で学んだ知見も盛り込みましたので、これからEコマースを始めたい方やShopifyに興味がある方はぜひ参考にしていただければ幸いです。
それでは早速はじめましょう!
Shopifyのテーマとは?
Shopifyの『テーマ』とは、ネットショップのデザインを『テンプレート』を使って設定するためのものです。Shopifyには無料のテーマだけでも9種類あり、高いデザイン性のテンプレートが用意されています。
ネットショップのデザインにおいて、テーマ選択は最も大切です!テーマをうまく活用することで、ネットショップ初心者でも簡単にクオリティの高いショップデザインをすることができます。
Shopify無料テーマの選び方で重要なこと3つ
ネットショップにおいてテーマを選択することは、ショップのデザインを選択することと同じです。テーマによって『ショップのデザインや雰囲気、商品のレイアウト』などが違ってきます。つまり、テーマが『ショップを訪れるユーザー』に与える影響は非常に大きいため、慎重に選択する必要があります。
ここではShopifyの無料テーマを選ぶ上で重要なポイントを3つ紹介します。
① ストアデザインのコンセプトを決める
② 商品やコンセプトと合ったテーマを見極める
③ 必要な機能が揃っているか確認する
順に解説します。
① ストアデザインのコンセプトを決める
ネットショップを立ち上げる際、ブランドのミッションや商品のイメージと合ったテーマを選ぶことが大切です。ブランドや商品とショップデザインに統一性がないWebサイトは、顧客に与える印象も悪くなってしまいます。
したがって、事前にブランドミッションとストアデザインのコンセプトを大まかにでも良いので決めておきましょう。『ムードボード』を作っておくことで、ストアデザインをする際にとても助けになります。
ブランドミッションの決め方とムードボードの作り方の具体的な手順は、『【MBA流】10週間で立ち上げるEコマースビジネス – Week6』で解説していますのでぜひ参考にしてみてください。
② 商品やコンセプトと合ったテーマを見極める
ストアデザインのコンセプトが定まったら、次に商品やコンセプトに合ったテーマを選んでいきます。具体的には以下の点に注目しましょう。
- 商品の数や特徴は何か?(商品は1種類か? 複数の商品を売るのか?)
- 誰に向けて商品を販売するのか?(主なターゲットは?)
- 商品をどのように陳列させたいか?(動画なのか、写真なのか、ストーリー重視なのか、等)
後述しますが、Shopifyでは『業種別』や『目的別』に検索してテーマを選ぶことができるフィルター機能やサーチ機能がありますので、活用して選んでいきましょう。
③ 必要な機能が揃っているか確認する
Shopifyのテーマは無料・有料含めて幅広い種類がありますが、それぞれのテーマごとにデザインだけでなく使える機能も違います。機能が違えばユーザーがショップを訪れたときに感じる印象も変わってきます。
例えば『商品表示機能』1つをとっても、商品写真の掲載が横一列に何個表示されるのか?(これをカラム数と言います)、商品紹介で動画を使えるのか?などの機能のありなしでショップの印象や利便性はガラッと変わります。
また、ネットショップはパソコンからではなく、スマートフォンからもアクセスする人も多いため、スマホではサイトデザインがどのように見えるかの確認も重要です。
このように、テーマを選ぶためにはストアのコンセプトに合わせて必要な機能を予めリストアップする必要があります。Shopifyのテーマストアには、実際に使用した人のレビューもあるので参考にしてみると良いでしょう。
Shopify無料テーマのメリット・デメリット
Shopifyにはデザイン性や機能性も十分に備わった無料テーマが9種類あります。ネットショップ初心者の方は、まずは無料テーマから始めてみると良いでしょう。ここでは無料テーマのメリット・デメリットを紹介します。
Shopify無料テーマのメリット
Shopify無料テーマのメリットは大きく以下の3つになります。
① 低コストで始められる
② スモールスタートできる
③ シンプルかつわかりやすい構成
順に解説します。
① 低コストで始められる
無料テーマのメリットは第一に初期費用を抑えてネットショップを立ち上げられる点です。Shopifyの場合、月額の利用料金(ベーシックプランで約3,000円)さえ払えば、ネットショップに必要な機能は全て揃った状態で始めることができます。実店舗と違い、立上げコストを極小化し、ビジネスリスクを最小限に抑えられることがEコマースのメリットであり、無料テーマはその戦略に適していると言えます。
② スモールスタートできる
ネットショップ公開後も、テーマはいつでも変更することが可能です。まずはストアを立上げて、運営しながらストアデザインを改善していくことがセオリーになります。最初は無料テーマでスモールスタートし、着実に売上が伸びてきたら有料テーマに切り替えるという戦略も可能です。
シンプルかつわかりやすい構成
Shopifyの無料テーマの特徴として、シンプルでクオリティが高いことです。有料のものに比べると機能が制限されているものもありますが、シンプルな分、汎用性が高く顧客にわかりやすいストアデザインが可能です。他のネットショップサービスの無料テーマと比べても、Shopifyはレイアウトや配色が洗練されており、品を感じる無料テーマが多いです。
Shopify無料テーマのデメリット
無料テーマは低コストで始められるため初心者にはとても助かります。まずはEコマースを始めたい人にとっては十分すぎるほどのメリットがあるでしょう。一方で、使う前には以下のデメリットも認識しておくことが重要です。
① 拡張性の制限
② 選択肢の制限
③ SEO対策
① 拡張性の制限
拡張性に制限があるのは無料テーマの課題と言えるでしょう。Shopifyはネットショップ初心者にとって便利な機能が揃っていますが、その理由の1つはテーマ側に様々な機能が備わっていることです。無料テーマの場合、標準機能のみ搭載されているので、カスタマイズするにはHTMLやCSSといったプログラミング言語のスキルが必要になります。
② 選択肢の制限
Shopifyの無料テーマは、有料テーマに比べると選択肢が限られています。(2021年5月時点では9種類)無料テーマの中に使いたいデザインや機能を備えたテーマがなければ、自分でカスタマイズするか、有料のものを選ばなくてはなりません。
③ SEO対策
無料テーマでもSEO対策はできますが、自力で対応をしなければならない点がデメリットになります。検索上位を本気で目指す場合は、自動でSEO対策をしてくれる有料テーマの方が取り組みやすいでしょう。
有料テーマを使用する際の注意点
無料テーマで売上が順調に伸びてきたら、有料テーマを検討するのも1つの戦略です。この記事では有料テーマについての詳細は述べませんが、有料のテーマを利用する際に注意しなければならないのが『言語設定』です。有料テーマは基本、言語設定が日本語に対応していないため、注意が必要です。
Shopifyの言語設定を『日本語』に変更していない場合、英語でストアが作成されてしまうので、事前に確認してから有料テーマを使い始めるようにしましょう。初心者の方がすぐにストアを開設したい場合は、まずは練習のつもりで無料のテーマから使い始めると良いでしょう。
Shopifyの無料テーマおすすめ7つを紹介【業種・目的別】
ここからはShopifyネットショップを2回立ち上げた経験から、私のオススメの無料テーマ7つを【業種・目的別】に紹介します!
Brooklyn(アパレル向け)
最初にオススメするのは『Brooklyn』です!Brooklynはアパレル向けに作られたテーマで、トップページにおしゃれなスライドショーや動画を用いることができます。ブランドイメージを印象深く表現でき、スタイリッシュでかっこいいネットショップを作成することができるテーマです!
トップページでは商品のカテゴリーごとに分かりやすく表示でき、商品詳細ページでは商品サイズなどがひと目で確認できるレイアウトになっています。このようなページ構成はWebサイトデザインの主流となっているため、アパレル以外の業種でも採用されており、Shopifyで人気のテーマになっています。
Supply(商品数が多いショップ向け)
商品数が多いネットショップにオススメなのが『Supply』です!公式ページを見ると、Supplyのレイアウトは大きなスライドショーの下にカテゴリーが表示されています。ショップを訪れた顧客が多くの商品の中から目的の商品を探しやすいことが特徴になります!
その他、フィルタリング機能が実装されていたり、サイドバーにCollectionを作ることができるので、多くの商品を扱うショップにおすすめのテーマです。
Narrative(ビジュアルと機能を重視したい商品向け)
『Narrative』は、1つの商品の魅力をしっかり顧客に訴求したいときに最適のテーマです。画像が栄えるレイアウトでサイト内に動画を埋め込むこともできるので、商品の『デザイン性』と『機能性』を同時に表現することができます!
無料テーマの中で最も高級感があるテーマでしょう。デフォルトのレイアウトのまま使ってもオシャレなストアを作ることができます。商品数が数品~数十品程度の少数商品を扱うネットショップにオススメのテーマです。
Boundless(商品デザインを重視したショップ向け)
『Boundless』は、デザイン性に優れた商品をアピールしたい、かつ商品数が多いショップにおすすめのテーマです。
商品説明は最小限に抑えつつ、商品画像を大きく見せることができるため、ビジュアルの印象を強く残すことができます。スマホから見てもデザイン性を損なわないショップ構築が可能です。『Supply』は商品を軸に表現するテーマ、『Boundless』は商品数を抱えながらもブランドイメージを訴求したいネットショップにおすすめのテーマと言えるでしょう。
Minimal(生活雑貨向け)
スマートでシンプルなレイアウトが特徴のテーマが『Minimal』です。
商品紹介を中心にサイトが構成されているため、生活雑貨などのプロダクト系を販売するネットショップ全般にオススメです。
公式サイトのデモ画面を見ると、Webサイトのトップに複数の商品画像をスライドで表示することができます。さらに、商品詳細ページでは画像の上にカーソルを置くとズーム機能を使うことができます。
複数の商品画像をサイトトップに表示することが可能なため、画像訴求力の高いテーマと言えるでしょう。また、商品画像の上にカーソルを置くことで、ズーム機能を使うことも可能です。シンプルで使いやすいことからもShopifyで人気テーマの1つとなっています。
Simple(商品数多いショップ・汎用向け)
シンプルなデザインなので汎用性が高く、どんな業種にも適するテーマが『Simple』です。トップページにたくさんの商品を表示することができ、検索性にも優れています。
画像のアニメーションや商品画像のズーム機能があり、商品ページの中に関連商品を表示させることもできます。オシャレなアパレルブランドのWebサイトのような表現ができますよ。
Debut(汎用向け)
Shopifyを使い始めると、最初に登録されているテーマが『Debut』です。
非常にシンプルな構造のため初心者でも使いやすく、機能面も優れています。シンプルであるという強みを活かし、Shopifyの専用言語である「Liquid」大幅にデザインをカスタマイズすることも可能です。
Shopify無料テーマのダウンロード方法
上記で紹介したオススメ無料テーマは、Shopifyの管理画面から簡単にダウンロードすることができます。
管理画面からオンラインストアをクリックし、下にスクロールしてください。
「無料のテーマを探す」をクリックします。
ウィンドウが開き、無料テーマが表示されますので、好きなテーマとスタイルを選択して「テーマライブラリーに追加する」をクリックしてください。
自動でテーマライブラリーに選択したテーマが追加されます。
なお、テーマライブラリーに追加しても、自動で公開はされません。ストアのテーマとして公開するためには、アクションから「公開する」をクリックしてください。なお、公開しなくても追加したテーマは「カスタマイズ」から自由に編集して保存することができます。
Shopifyの無料テーマおすすめ7つ【業種・目的別】まとめ
ここまで初心者向けにShopifyの無料テーマのおすすめ7つを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
改めて紹介したテーマを【業種・目的別】にまとめると以下になります。
【アパレル向けおすすめテーマ】
- Brooklyn
- Boundless
- Supply
【生活雑貨向けおすすめテーマ】
- Minimal
【商品数が多いショップ向けおすすめテーマ】
- Supply
- Boundless
- Simple
【少数製品を扱うショップ向けおすすめテーマ】
- Narrative
【カスタマイズしやすいテーマ】
- Debut
- Simple
ぜひネットショップ立上げの参考にしてくださいね。
まずは無料トライアルで
この記事を読んでShopifyのネットショップに興味を持たれた方は、まずは無料体験から始めてみてはいかがでしょうか?
Shopifyの始め方
Shopifyの始め方を画像付きで具体的に知りたい方は、ぜひ以下の記事をご参照下さい!
この記事を読んでくれた方で、Eコマースを本格的に学びたいという方は、以下の記事をぜひご参照ください。私がMBA留学で得たEコマースの知見を10記事に凝縮しました。
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(完全初心者でも記事の通りにステップを踏めば、Eコマースビジネスを立ち上げられます!)
おすすめEコマースプラットフォーム3つ
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