MBA留学を目指しているみなさん、下記のような悩みを持っていませんか?
- MBA社費留学を目指しているが、社内選考のプロセスを知りたい
- 社内選考で聞かれる質問を具体的に知りたい
- 社内選考突破のためのポイントを経験者から聞きたい
この記事を読めば、MBA社費留学で避けては通れない『社内選考のプロセス』を知ることができ、『社内選考で必ず聞かれる質問と対策法』が明確になります。
なぜなら、倍率60倍の社内選考を突破した私が、自分の経験と複数のMBA社費留学生にヒアリングした内容をもとにアドバイスしているからです。
それでは早速はじめましょう!
MBA社内選考のプロセス
最初に一般的な社内選考のプロセスを紹介します。MBA社費留学を狙う場合、社内選考のプロセスとして以下を辿ることになります。
① 社費選考募集開始
② 応募条件・制度を確認して申請(or 上司からの推薦)
③ 小論文提出
④ 面接
⑤ 結果発表 (9月~12月の企業が多い)
実際に応募する前に気を付けるべきは、MBA派遣の『応募条件や制度、社内規定』を十分に把握しておくことです。多くの企業の場合、社内選考に応募するために『勤続年数』、『年齢』、『TOEIC、TOEFLスコア』などの制限を設けているので、注意が必要です。
情報収集力もMBA生の重要なスキルの1つです。会社の先輩や人事にしっかり確認してから応募しましょう。
MBA社費留学制度の例
派遣する企業によってMBA社費留学制度はさまざまですが、ここでは事前に確認する際にポイントとなる項目を紹介します。下記の応募条件の例をご確認ください。
上図のように、応募する際の条件として、勤続年数や年齢に制限がある場合があります。(私の会社は実際にそうでした。)特に注意すべきは、『派遣決定時期』と、『英語力の要求スコア』です。
派遣決定時期
『派遣決定時期』は9月~12月の場合が多く、その場合MBA出願締め切りまで1年を切っているので、(事前準備を全くしていない場合)ここから受験勉強を始めても間に合わないことが多いです。あくまでもMBAの出願時期をターゲットに準備を進めることが重要になります。
詳細については、『【MBA留学】準備スケジュールと社費留学・私費留学の注意点を解説』の記事をご参照ください。
英語力の要求スコア
驚きですが、未だにMBA社内選考の応募条件に『TOEIC』を基準値に定めている会社が多いです。このような会社は人事がMBAのことを理解していない場合が多いので要注意です。
実際、MBAに必要な『TOEFL iBT』を一度でも受けたことがある人はわかると思いますが、TOEICが満点だったとしてもTOEFLのスコアにはあまり関係ありません。世の中にTOEICとTOEFLのスコア換算表はたくさんありますが、私の感覚から一番近い換算表はアゴス・ジャパンが発表している以下です。
(引用元:アゴス・ジャパン プレスリリース)
なるべく早くTOEFL試験を一回受けてみて、自分の立ち位置を把握しましょう。
TOEFL iBTテストについて詳細を知りたい方は以下の記事をご参照ください。
社内選考で聞かれる質問リスト
それではここから実際に社内選考で質問された内容を記載していきます。
① MBA社費派遣制度に応募した理由(志望動機)は?
② これまでの業務でやりとげた/達成した成果は?
③ これまでの業務において直面した困難は?それをどう乗り越えたか?
④ MBA取得後に、あなたが実現したいこと、あなたのキャリアプランは?
⑤ ③で困難を乗り越えた経験から何を学んだか?
⑥ これまでの業務で失敗した経験は?それをどのように改善したか?
⑦ あなたにとってのリーダーシップとは?どのようなリーダーが理想と考えているか?
⑧ なぜ海外MBAなのか?(国内MBAではだめなのか?)
⑨ なぜ “今” MBAが必要なのか?
⑩ なぜ会社にとって『あなたをMBA派遣させること』がメリットになるのか?
⑪ 志望校は決まっているか?
次項で特に重要な質問と、回答のポイントを解説していきます。
質問に対する回答のポイント
最も重要なのが④の質問『MBA取得後に、あなたが実現したいこと、あなたのキャリアプランは?』です。できれば3~5年後(Short-term)、10年後(Long-term)を両方用意しておくと良いです。長期的に見た自分のキャリアのゴールを語ることで、人事的には帰国後も会社に貢献してくれるだろうという安心感につながります。
さらに⑨、⑩の質問も重要です。⑨『なぜ “今” MBAが必要なのか?』は、言い換えると『Why now?』という質問です。会社の経営方針や直近の動向も踏まえた上で、自分の長期的なキャリアプランを達成するためになぜ今MBAが必要なのかを論理的に語れるようにしましょう。
⑩『なぜ会社にとって ”あなたをMBA派遣させること” がメリットになるのか?』という質問は、言い換えれば『Why me?』という問いです。この質問に対する回答のポイントは、『自分の成長と会社の成長をリンクさせる』ということです。自分だからこそ会社に貢献できることを明確に語りましょう。
MBA社内選考で必ず聞かれる質問11個と回答のポイントまとめ
社内選考で必ず聞かれる質問と回答のポイントを解説してきましたがいかがでしたでしょうか?改めて社内選考の質問リストをまとめると以下になります。
① MBA社費派遣制度に応募した理由(志望動機)は?
② これまでの業務でやりとげた/達成した成果は?
③ これまでの業務において直面した困難は?それをどう乗り越えたか?
④ MBA取得後に、あなたが実現したいこと、あなたのキャリアプランは?
⑤ ③で困難を乗り越えた経験から何を学んだか?
⑥ これまでの業務で失敗した経験は?それをどのように改善したか?
⑦ あなたにとってのリーダーシップとは?どのようなリーダーが理想と考えているか?
⑧ なぜ海外MBAなのか?(国内MBAではだめなのか?)
⑨ なぜ “今” MBAが必要なのか?
⑩ なぜ会社にとって『あなたをMBA派遣させること』がメリットになるのか?
⑪ 志望校は決まっているか?
MBA社内選考で聞かれる・回答のポイントが理解できたら、次は面接攻略法と、社費留学経験者の回答例を参考にしながら、あなただけの「Your answer」を用意しましょう!
この記事が少しでも受験生のお役に立ち、みなさんが社内選考を突破できることを願っております!
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